ヨルダン人パイロットの火炙りが公開された事への報復として、リシャウィ死刑囚への絞首刑が実行されたようである。
死刑囚に対して、死刑を執行する権利は
法治国家であれば至極当然な話ではあるのだが、リシャウィ自体は一度
控訴棄却されたものの、現在も
控訴中であったはずである。
刑が確定していない人に対する死刑執行は正と見てよいか?いや、否である。
刑が確定しているのであれば、このタイミングで執行されても特に問題はなかろう。
しかし
控訴中であれば
法治国家としての体を為していない情治国家と変わらない。
ISILが処刑した事により、ヨルダン側も処刑する。
報復の連鎖が生じると見るべきだろう。