うんじぃが思いつくままに綴る

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どうして携帯キャリアはMVNOレベルの料金にできないのだろう

最近は、ドコモ/au/ソフトバンクという主な携帯キャリアだけでなく、そこから回線を借りて通信キャリア(MVNO)として事業を行なっている企業が多々存在する。

知っての通り、MVNOは自前で通信回線を保有している訳ではなく、既存キャリアから回線を借り受ける形で事業を行なっている。

ここで考えてみると、MVNOを行なっている企業というものは、携帯キャリアに回線使用料を払っており、そこに自社の利益を乗せているのである。

と言う事は、携帯キャリア自体は回線を貸し出す事で、使用料を受け取っているのであり、その一部は、通信回線の増強にも使用されていると言う事である。

MVNOは、一般的に既存携帯キャリアよりも圧倒的に安い料金プランを顧客に提供しているものの、赤字運営をしているのではなく、その料金でも利益を確保できるということである。

MVNOの提供するプランについては、通話においてはまず無料通話は付与されない。また通信についても、一定の通信量を超えると128kbpsなどの超低速になる。

しかしながら、現在携帯を所有している人のうち、実際には「通話も掛けることをせず、受信専用」であり、パケットもほぼ使用しないという人は多いのである。

MVNO業者はパケット通信料だけで考えると、2Gで約1000円程度である。

ドコモを例にすると、データSパック(小容量)2Gで3500円、それにiモード料金(プロバイダ料金として別途300円)が掛かる。

1000円と3800円 この差は一ヶ月で2800円(一年にすると、33600円!!)となる。

MVNOについては、既存携帯キャリアの回線を借りているだけなので、別に電波が悪くなると言う訳ではない。

と言う事は、毎月2800円もの暴利を携帯キャリアが貪っているということに他ならない。

多くの人は、携帯電話に支払う料金が毎月高いと感じていると思うが、そりゃぁこれだけ暴利を情弱から奪い取っていれば、高いに決まっている。

本当はMVNOが経営を成り立たせているのであるから、少なくとも通信料金については、MVNOレベルかそれ以下にしても利益は上がるはずなのである。

ヘビーユーザ以外はMVNOで十分なのだろうが、老人などはやはり既存携帯キャリアを信奉しているため、MVNOへ移動する大きな流れが生じていない。

しかしそれに甘んずることなく、MVNOへの移動が活発になっていけば、既存キャリアも大幅に料金を下げざるを得ないだろう。

もう、既存キャリアから端末を購入することにより、月々サポートのような形で値下げを行なうという時代を捨て、端末は端末で正しい料金を支払い、通信/通話料金が適正な金額になることを切実に望むのである。