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名古屋市昭和区77歳殺害の女子大生特定その3

今回は先日発生した殺人事件と直接関係ないのであるが、高校時代に友人に飲ませたという硫酸タリウムについて調べてみた。
殺人事件そのものの事は

を参照してください。

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高校時代に友人に硫酸タリウムを飲ませたという事件自体は2012年6月頃の話のようである。
現時点でまだ19歳と言うことは、事件が起こった際には18歳未満であったことが確実である。

毒物および劇物取締法の第15条を見ると、
劇物に属する硫酸タリウムを18歳未満に販売してはいけない事になっている。
硫酸タリウム自体の入手は劇物を取り扱っている薬局であれば容易に入手はできるだろうが、年齢がネックのはずである。
殺鼠剤として使用するために親に頼まれたとでも言ったのだろうか?
もしくはネットの闇サイトで購入したのだろうか?
実家で殺鼠剤用に元々あったのだろうか?

女子大生が初めて購入しようとした試薬はギ酸タリウムであったが在庫がなかったため硫酸タリウムを購入したと書かれている。
確かにギ酸タリウムだと毒物劇物に指定されていないため、18歳未満でも購入可能なものである。それが在庫切れだったため、薬局が硫酸タリウムを勧めたと見るべきなのかもしれない。

高校2年次の薬物混入については容疑者不明の状態になっているが、宮城県警が劇物入手ルートを解明できていれば、今回の殺人事件は起きなかったのかもしれない。

犯罪は常に成長していくのである。

小さい芽を摘み取らなければ、大きく育つ。
大きく育ったものは、他へ拡がっていく。
今回の事件はその典型であったのかもしれない。