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地下鉄サリン事件に見る毒ガス兵器


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来月で地下鉄サリン事件から20年を迎える。
若い世代には記憶にない人も増えてきている事であろう。

サリンという毒ガスを使用してのテロ行為は世界初であったため、当時は世界中を震撼させたものである。

毒ガスと言うと、大規模な施設が必要なように思われるかもしれないが、実際には理系大学院の研究室レベルでサリンは精製可能だと言われている。
その当時でも、全ての精製過程を公開しているようなサイトは存在していなかったが、一部分を隠しているだけで公開しているサイトは多数存在しており、サイトにより隠されている部分が異なったため、繋ぎ合わせればサリン精製の設計図は出来上がったと言われている。それを実際に精製した頭脳が当時のオウム真理教には存在していたのである。

サリンを兵器として精製したのはナチス・ドイツが最初であるが、その毒性からヒトラーも実戦投入されなかったものであり、実際に使用されたのはイランイラク戦争末期だと言われている。
極めて毒性が高く、比較的容易に作ることが可能である。

という事は、精製に必要な物質さえ手に入れれば、ISILにも精製は可能なのである。
それが実際に行なわれた場合、現在とは比較にならない程の犠牲者をうむ事となろう。

アメリカ軍はフセイン政権下で毒ガス研究を行なっていた科学者でISILに参画していたモノを空爆で殺害したと先日発表しているが、その研究が引き継がれて、世界各地で撒かれたら、その時は死者の山が築かれる事になろう。