携帯キャリアの談合
現在スマホを持っている人の大半は通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線を使用している事だろう。
※Y-mobileやWimaxは敢えて無視
昨年、通信キャリアは通話定額を開始した。
はっきり言って、談合以外の何物でもない。
通話定額により恩恵を受けるユーザは、法人ユーザや営業系の人が大半であり、一般ユーザには何らメリットがないのである。
2年縛りにより通話の基本料金は980円程度になっており、かつそこにはほぼ同額の無料通話料が含まれているのである。
大半の人は携帯電話に通話という機能の必要性を多く感じていないのである。
にも関わらず、通話定額以外の料金プランを廃し、パケット料金を段階制にしたプランの適用や、機種変更時などにおける毎月の割引を受けるためには、新料金プランへの変更が求められる。
通話も通信も殆どしないという人においては、機種を変えるだけで大幅に毎月の維持費が高くなるのである。
そこでMVNOが少しづつ幅を効かせてきている。MVNOはドコモ等の回線を借りて、格安でサービスを提供しているのである。
しかしMVNOは維持費を安く抑えられると言っても、問題がないわけではない。
通話メインでヘビーに使用する人には特がないどころか損してしまう。
またサービス提供会社が乱立している事で、違いがわからない人の多くは二の足を踏んでしまい、通信キャリアに毎月上納金を納めているのである。また通信キャリアと異なり、ショップがほとんどなくインターネット上での手続きとなってしまうのである。さすがにそれでは年寄りなどにはお勧めする事は難しい。
結局多くの人は、通信キャリアショップや家電量販店の店員の言いなりとなってしまい、高額な月次使用料を支払わされるのである。
しかも料金はほぼ横並び。サービスも横並び。これを談合と呼ばずに何と呼ぶものか。
多くの人はスマホの機能の大半を使いこなしていないが、それでも新機種と言えば高性能を求めて買い換える。次に買い換える迄に結局また大半の機能を使うことがないのに。
日本ではSIMロックフリー端末は元々少なかったが、最近は一括で購入しても10,000円以下の端末も多く供給されている。多くの人は
その端末で十分だろう。
無駄にキャリアを儲けさせる必要はないのである。