うんじぃが思いつくままに綴る

特にこれは!と思う事を書き綴っていきます

電車にはハンドルがない

電車には前後進を行なうためのギアは付いているが、ハンドルはない。
しかしながら、キチンと曲がっていく。
子供の頃はそれが不思議でならなかった。
見えない所にハンドルが付いているのだろうとすら思っていた。
しかし、実際に電車にはハンドルがない。

では何故曲がることが出来るのだろうか?

遠心力で曲がっている。と言ってしまえばそれまでの話しであるが、車輪の構造を知らないと意味がない。
電車の車輪は軸に対して垂直ではない。
斜めに付いているという訳ではない。
車輪自体が線路に対して外側が大きく、内側が小さく作られている。
だからカーブで電車に遠心力が掛かると、線路に対してカーブの外側には車輪の大きい部分が接し、内側には小さい部分が接する。
そうなる事で、同じ回転をしていても進む距離が異なるため曲がるのである。

しかし速度が早すぎると、遠心力が勝り脱線に繋がる。福知山線脱線事故からだいぶ年数は経過したが、電車というのはキチンと運転すれば安全な乗り物である。
発明した人に敬意を評したい。