うんじぃが思いつくままに綴る

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カーナビの値段設定に妥当性はあるのか?

今の車には大抵カーナビが付いている。
オプションである場合も多いのだが、標準で搭載していたりすることもある。またカーショップでも常に新作が出れば展示されるなど販促が行われている。
カーナビの値段は数万円〜30万円ぐらいまで幅広いが主たる機能である目的地までのルートを表示するという事は、どのメーカーのどの機種でも実現されている。
値段の差を生んでいるのはカーナビ自体の性能やディスプレイサイズなどである。
しかしカーナビにとって一番の欠点は地図精度の問題である。HDDナビであろうとも地図データが更新されなければ新しい道が表示される事がない。一部の機種では地図上にない道路を通ると、それを新しい道として認識してくれるものなどもあるが、全てを新しくするためには、メーカーが出している地図データを購入して更新しなければいけない。
ただその地図に載っている道路も直近半年分ぐらいの道はない。
ALPINEを例に上げると、差分データDVDは約20,000円という高値である。
最新にならないデータをお金を出して購入する人がどれぐらいいるものだろうか。結局はカーナビを購入した時点の地図か、無料で送られてくる特典で届いたモノを反映させるまでが関の山であろう。

では、カーナビは必要なのか?

という話にもなりかねないが、私としてはカーナビに該当する機能自体は必要だと思っている。
しかし、それが現状と同じ形のカーナビという形態である必要性はない。
例えていえば、タブレット端末でも十分に代用できるのではないだろうか。
主要機能として必要なものとしては、
  • GPSが搭載されている
  • 地図アプリが搭載されている
  • 目的地までのルートを検索できる
があればよいのである。
地図はGoogle Mapで十分であろうし、しかもそれが無料で使用できる。
Cellerタイプであれば、目的地で情報をリアルタイムに取得することが出来る。
この様に考えると、カーナビを製作している企業や、地図メーカーには悪いが存在の意義を見出だせない。
確かに現時点では、まだカーナビの方が使いやすい部分もあるのだろうが、
が叫ばれる中で機能を追加したからと言っても爆発的に売れるとは到底考えづらい。

おそらくメーカーとしても社命が掛かる事であるから、何らかの対応をしようとしているのだろうが、ユーザ側(購入する側)にとって価値のあるものを創造できなければ、衰退していく事は明白であろう。