子供嫌いに父親の自覚はいつ生じるのか？

私は元々子供と言うものがあまり好きではないし、カワイイとか思う事もない。

だが、そんな私にも子供が出来た。

しかし、私の子種ではあるのだが、私がお腹を痛めたという訳でもないし、私の胸から母乳が出る訳でもない。

産まれたからと言って、急に子供が好きになるという訳でもない。子供と犬のどっちか選べと言われれば、今時点でも犬を選ぶだろう。

そんな男にとって父親の自覚というものがいつ生じるのかを考えてみた。

抱っこしても、ミルクをあげても、顔が似てると言われても別に私の中の心境が変わる訳ではなかった。

現在、インフルエンザが猛威を奮っており、奥さんと子供の入院する病院も面会時間や面会できる人の制限が厳しくなっている。

しかし、そんな状況にも関わらず両親や義両親でもなく、叔母が面会に行くと言ってきた。私にではなく私の親にであるが。その話を聞いて、私の中に何かが芽生えた。

これまで一度も掛けた事のなかった叔母の家に比較的夜深い時間であるが直接電話し、来ないよう説得した。

理解して貰えて助かったが、そこで初めて今までとは少し違う感情が生じている事に気が付いた。

そう。守る時には守らなければならない。それが親の勤めだと。

私自身モンペになる事はないし、ある程度子供が自分の意志で考えられるようになったら放置主義にしようと思っている位だけれども、子供がどうしようもない時に救うのは親の役目なのだと、つい昨日思った。