うんじぃが思いつくままに綴る

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消費税10%と軽減税率

消費税が10%に増税されるタイミングで軽減税率を導入するそうな。
何をバカな事を!というのが率直な意見である。
私自身裕福な生活をしている訳ではないと思うし、支払わなくてもよい税金をわざわざ支払いたくない。
でも、それと軽減税率導入とは別の話だ。
低所得者に対する消費税の逆進性が語られる事があるが、低所得者ほどより多くの税金を使用しているという事を無視しているのではないかと思う。
生活保護にしろ、なんにしろ原資は税金である。多く税金を使用しているのだから、最低限度の負担はすべきである。
高額納税者が逆に保護されるべきではなかろうか。そうしなければ、上を目指す人は増えないし、国民の多くが低所得でも満足しかねない。そうなればより税収は減り負のスパイラルに突入する事は想像に難くない。
さすがに消費税が20%とかになれば軽減税率は必要になるかもしれない。
しかし、10%時点で軽減税率を導入するという事は、全体として税収が下がり、さらなる消費税増税が早まるだけであるというのがわからないのだろうか。軽減する額分はどこかで増やさなければならないのである。
欧米の軽減税率の適用基準を調べた事があるだろうか?同じドーナツでも買う個数で適用か否かが異なるし、店側の負担も膨大なものとなる。最終消費者に対する税率が異なるという事は、仕入れに対する税率も考慮せざるを得ない。そんな議論は不毛だし、増税までの期間でできるわけがない。
考えれば考える程、軽減税率は不要だと思えて仕方がないのである。